2017年04月26日

森福二軍落ちで総崩れ…巨人26億円FA補強“失敗の元凶”

日刊ゲンダイDIGITAL 4/25(火) 15:22配信

 大補強が崩壊した。

 FAでソフトバンクから移籍した巨人の森福允彦(30)が24日、出場選手登録を抹消された。今季はこれまで7試合に登板し、0勝2敗、防御率5.40。対右打者の被打率.389、変則左腕だけに抑えないといけない対左打者も.400では苦しい。勤続疲労が色濃い山口鉄に代わり、勝利の方程式入りが期待されたが、高橋監督に再調整を命じられた。

 巨人は昨オフ、この森福とともにDeNAから山口俊(29)、日本ハムからは陽岱鋼(30)を獲得。同一年に3人のFA選手と契約するのは史上初のことで、「空前の大補強」と騒がれた。が、山口俊と陽はすぐに肩と足の故障が発覚し、キャンプから二軍と三軍でくすぶったまま。いまだに一軍復帰のメドすら立っていない。森福の二軍落ちで、今季の目玉だった「FA3人衆」が誰も一軍にいないという異例の事態に陥った。

■OB高橋善正氏は「調査不足」を指摘

 ちなみに、3人の給料は陽の5年総額15億円超を筆頭に、山口俊が4年総額8億円、森福が2年総額3億円超で、しめて26億円超。こんなバカなカネの使い方もあるまい。

 巨人OBの評論家、高橋善正氏が呆れる。

「フロントの調査不足ですよ。山口俊は昨秋のクライマックスシリーズの登板を右肩痛で回避している。当然、事前に念入りに調べてしかるべきですが、春のキャンプのメンバーを発表した際、最初は二軍メンバーに入れながら、直前にリハビリ組の三軍に変更している。球団が本当の症状を把握していなかった証拠でしょう。陽岱鋼だってそうです。足の故障は、恐らく日本ハム時代からでしょう。13年に47盗塁でタイトルを獲得してから、盗塁数は20、14、5と目に見えて激減している」

 そうでなくてもこの3人、30億円の大枚をはたいてまで獲得するほどの選手ではない、という意見が当初からあった。

「陽はこれまで一度も3割をマークしておらず、山口俊は2ケタ勝利を挙げたのが11勝(5敗)をマークした昨年の一度だけ。森福だって最近は、セットアッパーというより、ワンポイントという役割しか与えられていなかった。3人ともに全盛期を過ぎているのは明らかで、フロントの『目利き』という点においても大いに疑問が残ります」(前出の高橋氏)

 実際、ソフトバンクの工藤監督は昨季、森福を主に対左打者限定のワンポイントで起用。15年に右打者に対し、・458と打ち込まれたことで、セットアッパーから“格下げ”されていた。

■「手段」が「目的」に

 そもそも昨年、巨人周辺では、首位広島の背中が遠くかすみ始めた夏場すぎから、陽や山口俊、森福とは違う名前が、オフのFA補強候補として取り沙汰されていた。

「西武の岸(現楽天)、オリックスの糸井(現阪神)を投打の目玉補強として狙っているという話でした。中日の大島、3年越しの恋人となる楽天の嶋の名前なども浮上しましたが、その時点でいずれも苦戦必至という見方があった。岸はFA権行使なら地元仙台の楽天が有力とされ、糸井も在阪球団希望という情報が流れていましたからね。大島の去就は折り合いの良くなかった落合GMの去就次第と流動的で、嶋は楽天が早くから残留を要請しているという事情がありました。そういう状況の中で、渡辺主筆のあの発言があったわけです」(球界関係者)

 昨年7月7日、高橋監督からシーズン前半戦の中間報告を受けた読売新聞グループ本社の渡辺恒雄代表取締役主筆(90)は、その足で東京ドームでの阪神戦を観戦。0−6で完敗し、広島とのゲーム差が10に広がると、「これは由伸の責任じゃねえな。フロントだよ。補強してないんだから。こんな補強をせずに、今の陣容で勝てと言ったって無理だよ」と取り囲む報道陣に話したのだ。

「渡辺主筆にここまで言われたら、フロントとしては大補強に打って出ざるを得ません。はやりの言葉で言えば、渡辺発言を『忖度』した結果が、過去に例のないFA選手を3人も獲得するという球界史上初の大補強になったのではないか。本命候補の補強が不調に終わり、故障持ちの陽や山口俊に触手を伸ばしたのは、補強が『手段』ではなく『目的』になってしまったからですよ」(前出の球界関係者)

 なるべくしてなった、史上最“凶”の補強のようである。

posted by 熱狂的ジャイアンツファン at 08:43| Comment(0) | 記事 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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